3Dスキャナーの選び方・注意点とチェックすべきポイントを解説

3Dスキャナーの選び方を解説しています。3Dスキャナーを購入する際は、必ず注意しなければならないポイント、そしてチェックすべきポイントがあります。その中でも特に大切なのは、自社の業務に適合する製品を選択することです。

3Dスキャナーを選ぶときの注意点

3Dスキャナー

3Dスキャナーの選び方

3Dスキャナーは現在、製造業をはじめとして、医療や航空宇宙の分野まで導入が広がっています。新しく3Dスキャナーの導入をお考えの企業担当者の方もいらっしゃると思いますが、初めての導入となるとわからないことも多いのではないでしょうか?それぞれの製品に特徴がありますので、その特徴を把握しながら、自社の業務に合った製品を探すことが3Dスキャナー選びの大前提です。まずは3Dスキャナーを選ぶ際の注意点から見ていきましょう。

自社に適合した製品を選ぶ

3Dスキャナーを導入する場合、大前提となるのが「自社の業務に適合した製品と選ぶ」ことです。自社での用途を考え、それを製品の特徴と比較しながら製品選びを進めていきます。どんなに最先端のテクノロジーが搭載されていたとしても、使わないのであれば宝の持ち腐れです。
「どんな物体をスキャンするのか」「測定対象物の大きさは?」「使う場所は?」「使う頻度は?」などの質問に答える形で自社に適合した製品を絞り込んでいきましょう。

レビューをチェックする

オンラインホテル予約やインターネットオークション同様、製品レビューやショッピングレビューをチェックしましょう。その際、良い悪いの評価だけで判断しないことが大切です。レビューの中には、購入の検討材料になる情報が含まれています。特にアフターサービスの情報などが書かれていないかチェックしてみてください。3Dスキャナーは長い期間使うことが前提の製品ですので、その耐久性や修理、部品の供給などの情報はレビューから得られる可能性があります。

ソフトウェアも重要

3Dスキャナーは、それ単体で使う機器ではありません。3Dスキャナーにはソフトが付属していて、実はこのソフトが大きな役割を果たしているのです。3Dスキャナーのソフトウェアは通常、製品に付属してきますが、この更新頻度は製品選びの指標となります。3Dスキャナーは長く付き合うことになる機械ですから、常に最新の状態にアップデートされていれば安心です。

値段に惑わされない

3Dスキャナーは会社にとって投資になるので、この先何年も働いてもらわなければなりません。すなわち、クオリティの高い製品に投資する必要があるのです。安い値札の付けられた製品は魅力的ではありますが、そこは選択のポイントではないのです。動作のクオリティに問題がある製品はビジネスに導入することなどできません。自社の業務に見合った、本当の意味で「業務用」のモデルを選んでこそ優れた投資だと言えます。

大企業との取引実績

3Dスキャナーのメーカーや代理店のホームページには、取引実績が書かれていることがあるので必ずチェックしましょう。世界にも拠点を持っているような大企業との取引実績があれば、そのメーカーや代理店が提供している製品やサービスは、かなりのレベルで信頼できるでしょう。これがすべてだとは言いませんが、信頼の裏付けには十分です。

3Dスキャナーで見るべきポイント

3Dスキャナー

3Dスキャナーの購入に際して、必ず見るべきポイントをご紹介します。企業にとって重要な投資である3Dスキャナー選びは、これらのポイントの一つでも見落とさないよう、くまなくチェックしてください。

ハンディか据え置きか

3Dスキャナーには持ち運びができる、もしくは手に持って使う「ハンディタイプ」と、設置して使う「据え置きタイプ」の製品があります。これは3Dスキャナーを使う場所によって決めることになりますので、社内に整備された環境がある場合は「据え置きタイプ」を選び、各現場に持ち出す場合は「ハンディタイプ」を選びます。もちろん、3Dスキャナー選びの要素はこれだけではありません。測定対象物のほうが、より大切な要素になることもあります。ハンディタイプの3Dスキャナーは持ち運びができるほか、スキャンの際の自由度があるので、いろいろな角度からスキャンできるという利点もあります。そのかわり、大きな物体のスキャンをする際は時間がかかってしまうので、その際は据え置き型に分があります。

精度

3Dスキャナーにおける精度は、測定対象物と生成する立体イメージがどれだけ似ているか、ということを意味します。正確に物体をイメージとして再現する能力を持つ3Dスキャナーは、高い精度を持つということです。業務用で使用する場合は、精度の高さが求められます。

解像度

解像度も3Dスキャナー選びの重要なポイントです。解像度は通常、ミクロンがミリメートルで表示されますが、この数値が小さいほど高い解像度になります。対象物をより細かく再現するためには、解像度の高い3Dスキャナーを選ぶ必要があります。

使いやすさ

どんな製品を選ぶときも使いやすさを無視することはできません。使いやすい機械あってのすばらしい仕事です。ビジネスにおいては大量にデータをスキャンすることが多くなるでしょう。大量のデータを扱うとなれば、それに相応しい性能を持つ3Dスキャナーを用意しなければなりません。そしてハンディタイプにおいては手に馴染む感触、重量感なども使いやすさを大きく左右する要素になります。

スピード

スピードも3Dスキャナー選びにおいては必ずチェックしておきたいポイントです。スピードはすべてではありませんが、作業効率には大きく影響します。速度に大きく影響する要素はスキャンの方式です。これまでの3Dスキャナーのスタンダードである接触式は、正確ではありますがスピードに劣ります。スピードに関しては、光を使用する非接触型が有利です。3Dスキャナーのスピードは毎秒のキャプチャポイントとフレームの量から求めます。

サイズ

「大は小を兼ねる」という言葉がありますが、3Dスキャナーに当てはまるかというと微妙なところです。これには「どんな物体をスキャンするのか」というクエスチョンが大きく関わってきます。
基本的に3Dスキャナーは、対象物のサイズと材質に合わせて選びます。仮に巨大な船や飛行機などをスキャンする場合は、それに見合った長距離タイプのレーザースキャナーを選びます。
製造業等でのクオリティ管理に3Dスキャナーを導入する場合は、ハンディタイプの物が使いやすいでしょう。

使用環境

3Dスキャナーは、使用する環境に適した製品を選ぶ必要があります。「屋内での使用」「直射日光を浴びる環境での使用」「埃の多い場所での使用」など、作業が行われる環境を考慮し、それに合わせた製品を選ばないと故障や誤動作につながる可能性があります。

ソフトウェア

意外に見逃しがちですが、3Dスキャナーは単体で活躍するのではなく、ソフトウェアと共に活躍することで大きな戦力になります。そのためソフトウェアは3Dスキャナーの一部とも言える大切なものなのです。高性能3Dスキャナーには、高速にデータ処理ができるソフトウェアの存在が欠かせません。

アフターサービス

良い仕事は、良いメンテナンスがあってこそ達成されます。精密機械である3Dスキャナーは、その性能をフルに発揮するためにメンテナンスが欠かせません。部品供給や修理、質問対応などと合わせ、メーカーや代理店のアフターサービスについての情報を集めるようにしましょう。